【韓国映画】『工作』/「ムービートークライブ」ファン・ジョンミントーク⑩

韓国映画「工作」ムービートークライブの10回目。
キーワードトークの1個目「口腔アクション」の話なのですが、
本当に皆さん苦労されたんだなあと分かる、深いエピソードですね~
これだけの演技巧者たちがこんなに苦労したからこそ、あの作品ができたんですよね。

ジョンミンさんが、すごく準備して臨んでるのに、NGばかりで、
ソンミンさんによくぼやいていたという話はなんかすごいなあと思いました💦
こんな方々でもそんなにNG出すんだ💦

「工作」のムービートークライブはvliveにまだありますので、そちらをご覧ください。

https://www.vlive.tv/video/80005

動画32:35~になります。

MC :
さあ、皆さん、制作会動画に関連するキーワード(の話をしましょう)
スティールを見ながらです。
映画についてより深度の深い話を交わそうと思います。

MC :
最初のキーワードはまさに口腔アクションです。
スティールをご覧になって…
左側の写真を見てください。
黒金星に作戦を与えているチェ・ハクソンの姿が見えています。
そして、右側には黒金星とリ・ミョンウンがとても深い会話の末に
志をひとつにして握手する姿が見えます。

口腔アクションは成功したような感じですが、
ファン・ジョンミンさんをさっき動画で見たら
まるでシェイクスピアの演劇を一作品した感じだと、仰っていました。

ファン・ジョンミン :
はい、セリフの量もちょっと多かったです。
セリフ量も既存の映画よりはちょっと多くて、
次にこのチェ・ハクソン、こっちの安企部のアジトで行ったセリフは
非常に事務的で…何かこの…

MC :
固い?

ファン・ジョンミン :
ええ、固いセリフで。
次にこっちは事業家としての慶尚道なまりを話していますが
その(心の)中で、相手をだましているじゃないですか。
だから、そのだますセリフの中に、私は事業家ですとだましながら
その中ではまた…安企部の…
(←チェ・ハクソンと話している時と、リ・ミョウンと話している時とで違うんだけど、
リ・ミョウンと話している時は、心の中ではまた黒金星がいる、というややこしい状況ですね💦)

MC :
黒金星…(である)?

ファン・ジョンミン :
はい、そして、重なる部分があるので、難しかったですが、
とてもとても面白かったです。

MC :
とてつもない戦略と…そうですね。
ここに知力とかいろいろなものがなければならない…(戦略)

ファン・ジョンミンさん :
だから、私たちがこの撮影が終わって、
簡単に焼酎を一杯飲みながら話したことが
次に他の映画を、他の映画をやったらセリフをとても上手くしゃべれる(だろう)

MC :
ここでトレーニングを…

ファン・ジョンミンさん :
どんな映画でももってこいと。

MC :
そのぐらいとても頑張ったので。

ファン・ジョンミンさん :
そんなことを思い出します。

イ・ソンミンさん :
私がエピソードを話すなら、あるシーンを撮影する前に1週間前から台本を、文字を暗記します。
ファン・ジョンミンさんは。

MC :
ファン・ジョンミンさんが?

チョ・ジヌンさん :
1週間ですか? 
私たちは1か月半前からでしたよ。

イ・ソンミンさん :
私ももちろんそうなんですが、ひと文字ひと文字までも集中的にしたのが1週間前からです。
(←もちろんセリフ自体は覚えてるんだけど、その一語一語の内容を分析してより深堀りするみたいな感じですかね)

MC :
いちシーン、いちシーンを。

イ・ソンミンさん :
そうしたら、その時にそのセリフのシーンでセリフをちゃんと話せば…
例えば、あっちの方向を撮って、また先輩の方向を撮って…撮るじゃないですか。
(それから)私たちの順番が来て…私たちがやらなければならない時には
間違いなくNGなんです。

MC :
どうしてですか?

イ・ソンミンさん :
私も分からないし、こいつ(ジョンミンさん)も分からないし。
そうしたら、ジョンミンさんが、
「ヒョン、俺、これ1週間前から覚えた、1週間前から覚えたのに…」
(って言うんです)
(←ジョンミンさん、本当に苦労したんですね~😢
ソンミンさんに泣きついてるの想像できちゃいます💦)

(←ソンミンさんのエピソードトークにジョンミンさんも苦笑い💦)

MC :
それぐらいセリフ量が(多くて大変だった)?

イ・ソンミンさん :
セリフを消化するというそういう問題ではなく、
暗記するという問題ではなく、
それをどのぐらい正確に、何だろう、
監督が意図する通り、または俳優が考えている通り表現する方法があって
これがとても緻密な部分なので、
これをただ暗記すればよいという問題ではないので
いろんな相性を合わせないと表現することができないんですが、
それがダメなので、とても大変がっていました(ジョンミンさんが)

MC :
息、声、空気までも一緒に演技しなければならないので
口腔アクションだと…

ファン・ジョンミンさん :
(セリフを)覚える時はただそういうことは分からないので、
分からないんじゃなくて、大体分かっててただ覚えることは簡単じゃないですか。
でも、実際、演技をするなら、これは重要なことではなくて、
セリフの中にもっと重要なことが入ってくるんですよ。
(←ただセリフをうまく言えるだけじゃ、あの緊張感というか、あの引き込まれ方は生まれないんでしょうね~💦
やっぱりすごい映画だと思います)

イ・ソンミンさん :
私もそうですよ。

MC :
実際、4人全員が韓国でアクション演技で我こそという俳優たちですけど、
アクションを飛び越える口腔アクションを披露しているじゃないですか。

ファン・ジョンミンさん :
だけど、したくはないです。口腔アクションは。
ただのアクションがしたいです。
(←それで次の映画が「ただ悪から救いたまえ」になったのかも~と思ってしまいました💦)

MC :
これでもう十分ですと。どれほどの事情があれば
(どれほど口腔アクションが大変だったのかと言うなら)
チョ・ジヌンさんがむしろ体を使うアクションの方がましだとおっしゃってたじゃないですか。

チョ・ジヌンさん :
もちろん、体を使ったものもとても大変ですよ。

MC :
大変ですね。

チョ・ジヌンさん :
でも、みんな(シェイクスピアみたいだと)感じたんでしょうが、
シェイクスピアがどうして胸に響くか、
このリズムと呼吸が全部合わないとダメなんです。
でも、明らかなことは、監督がNGだと言う前に
セリフを読みながら、今回のテイク、今回のショットで
自分はNGだということが(自分で)分かります。

MC :
すでに?

チョ・ジヌンさん :
ええ、まるで投手がボールを投げる時、
ホームランを打たれることが分かっているように。
だから、すでに分かるんです。
これは、リズムとテンポが崩れたので
もう一度やらないとならない、と。
非常につらかったですよ。
しかし、このショットが終わったら、まるで本当に何かひとつを超えたような、
そんな風になり、
それで、そのような密度感と緊張感が明らかにあったと、私も思い、
演技をする時、興味津々でやりました。

MC :
話を聞くと、もっと気になります。

イ・ソンミンさん :
休符がない楽譜で、歌を歌わなければならない、そんな…

(←ソンミンさんの例えに感心しきりのジョンミンさん~)

MC :
表現が…私はあなたがマエストロかと…(思いました)
とてもかっこいいじゃないですか?

(←ギョンリムさんに褒められて何故かアジョシ二人がハイタッチ~かわいい♥)

イ・ソンミンさん :
それで、休符でもひとつ、私が打ちたいんですが、
ここで息をしたいんですが、
息をしたらダメということが分かっています。
息を…1回もしないで、話さなければならなかったんですけど、うまくいかなくて、
そんな経験を…

MC :
何か分かるような気がします。

イ・ソンミンさん :
かっこいいでしょう。
(←멋있겠다の後、何か言っているみたいなんですが、どうして聞き取れませんでした~💦)

MC :
とてもかっこいいです。
休符がない楽譜。
チュ・ジフンさんが表情がちょっとうらやましそうな表情なんですが。

チュ・ジフンさん :
(私は)肺活量があるので(大丈夫です)
(←3人の先輩たちが散々口腔アクションの難しさを語ってたのに、ジフンさんの答え最高~😊)

(←大爆笑のアジョシ3人です💦)

MC :
気が抜けますね。気が抜ける。

チョ・ジヌンさん :
やあ、(さすが)「工作」の若者

MC :
そうですね。休符がなくてもよい。

チュ・ジフンさん :
私はまだ若いんで元気です。

MC :
だからですね。
今日の衣装も、このように蒸し暑い日に一番暖かい服を着ているんですね。

(←そういえばジフンさん一人だけ何故か暖かそうな格好…確かこのイベント8月初めでしたよね💦おしゃれさんですね~)

チュ・ジフンさん :
それで悪寒がして。

MC :
本当にすごいです。
ハリウッドのスパイ映画とはまた違う
韓国型のスパイ映画を待って下さることを願いながら、
2番目のキーワード・トークに進もうと思います。

⑪につづきます~

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コメント

  1. 匿名 より:

    出演者たちの苦労がわかるとても貴重なエピソードの翻訳ありがとうございます。次回も楽しみにしております!

    • maru maru より:

      コメントありがとうございます❗
      とても元気出ます~

      細切れだし、日本語もこなれてなくて申し訳ないんですが、
      少しでもファン・ジョンミンさんの魅力が伝われば嬉しいです💦