【韓国ドラマ】「ハッシュ(허쉬)」第6話感想/ファン・ジョンミン

12月11日より、ファン・ジョンミンさん出演のドラマ「ハッシュ」が始まりました。
いずれ日本でも放送されると思いますが、それまで待ちきれずにご覧になっている方向けに簡単なご紹介(っていうか、自分的に印象に残った部分)を書いてます。
完全にネタバレです! あらすじ解説でもないので見ていない方、これから見ようという方には正直おすすめしません💦

あと、字幕がないため間違って理解している部分もあるかと思います。その点はご了承ください。

ネタバレ注意‼

■真実は目に見えるものと違う

5話でついにジスがイPDの娘であることを知ったジュニョク。
ジスに対し真摯に、君の心が軽くなる方法があれば教えてくれ、と訴えますが、
ジスは残酷にも、責任とれるものから責任取れ、という言葉を投げかけます。

ギハも責任とれるものって何だ、って言ってましたが、
まあ、責任なんてとれるものでもありませんし、何をしてもジスの心の慰めにはならないでしょうから、
ジュニョクは再び落ち込みます。

ある朝、ジスと出くわしたヤン・キャップは、ジスに6年前ことを話し始めます。

あなたの気持ちを私たちは理解できないけど、知っておいてほしい、
あなたのお父さんが亡くなった日、ジュニョクも多くを失った。

6年前、イPDの事件のため、ジュニョクは娘を迎えに行くことができず、
娘が大事故に遭ってしまいます。
病院では無理だと言われて手術を拒否されるのですが、
ジュニョクは、ナ局長に電話をかけ、一度だけ助けてくれ、と訴えます。

何でナ局長が助けられるのか分からないのですが、
他の病院か、同じ病院か、結局手術を受けることができ、
ジュニョクの娘は助かります(死んでなかったんですね! 足が不自由になったとかかな…?)
とにかく、娘が助かったのはナ局長のおかげでもあったようです。

そのため、イPDのことで会社を辞めようとしていたジュニョクですが、
ナ局長から「借りを返せ」と言われて、会社に残ることになります。
イPDのことを何もできなかったのも、このあたりが原因だったのかもしれません。

結局、ジュニョクは、イPDの死も、娘のけがも自分のせいだという罪悪感から
家にも帰らずに働いて、ついには奥さんも家を出ていってしまいます。

ヤン・キャップは、
ジュニョクがあの記事を書いたんじゃないことをあなたは知っているでしょ、
スヨンの時も、私が必至で止めなければ、ジュニョクは内部告発しようとしていた、ということを話し、

「私の言いたいことは、ジュニョクも被害者だから理解しろ、ということではない。
真実というものは、目に見えるものとは全然違う。
痛みを忘れろとも、ジュニョクを許せとも言わない。
ジュニョクの真心(진심)も目に見えるものとは違うかもしれないでしょう」

ヤン・キャップの言葉にジスは心動かされたようですね。
ジスはずっとあの記事をジュニョクが書いたと思っていたから、
ジュニョクがあの記事を書いていないという事実もなかなか受け入れられなかったと思います。
スヨンのこともあり、ジスもまた自分が信じたいものを真実として見ようとしていたことに気づいたのかもしれません。

ヤン・キャップは本当にいい人ですね。
私は、ここまで彼女の存在でだいぶ救われています💦

■あなたが私を本当の記者にしてくれた

デジタル・デイリー韓国が創設されたことで、デジタルニュース部でも独自の記事が書けることになりました。
試しに、ジスが先日取材した事故の時の記事の掲載申請をすると、
意外にも、ナ局長からジスの記事を褒められました。

そんな時、スヨンの死とインターン制度等に絡め、デイリー韓国を含むマスコミへの不信を書いた投稿がネット上で広まり、
社が公式の抗議記事を出すことになりました。
ナ局長が直々に執筆した記事の最後に、ジスの記事のリンクがはってあり、
何と、その記事は途中から改ざんされ、意味の違う内容になっていたのです!

ジスも当然ショックを受けますが、ジスの気持ちを思うジュニョクは、
デジタル・デイリー韓国独自の記事として、クモン社の採用不正リストの再調査のことを記事にしようと言い出します。
それだけでなく、自分が直接局長の許可を取ると言って、オフィスを出ていくのです。
しかし、ジスは追いかけて、そんなジュニョクを止めるのでした。

その夜、二人で飲みに行くと、
ジスがちゃんと焼酎を注いでくれて、乾杯もしてくれました!(お~すごい進歩!)

ジスは、昔、先輩の記事もこのようにされたんですか?と尋ねると、
自分が特に強い意思もなく、デイリー韓国に入った経緯を語り出します。
母親は医者にしたかったが、医学部は地方大学しか行けなかった。
私にもプライドがあるから地方大には行かなかった。
スヨンが聞いたら怒るだろうーーー
結局、入れた新聞学科(?)に行って、みんなそうするからマスコミに就職した、
ジスはそう言います。

ジスのために、自分は何ができるか戸惑うジュニョク。

すると、ジスは怒ったようにしゃべり始めます。

「私はこの会社でずっとこんなままなのか。
本当の記者になる夢もなく、食べるために働いて、中途半端に生きていくのか。
それで、あなたは父に借りを返すことができると思うんですか?
後輩がただ中途半端に耐える人生を送るんだろうと言ったら、
そうじゃない、ダメだって。
自分みたいな人生はダメだって、そう言うんでしょう?
先輩の先輩であるイPDは、熱く煮え立てって教えたんでしょう?

私を本当の記者にしてください。
いつどこでも、誰の前でも堂々としていられる本当に記者にしてくれれば、
熱く大きく煮え立つはずだから、コムタンのように。
代わりに、一生返すことのできない父への借りを私がチャラにします」

うわ~ん、ジスの言葉を聞くジュニョクの気持ちを考えると、泣けてしまいました。
ジスもまたジュニョクと同じ思いをし、それと戦うために自分が成長することを決意するんですね。

ジュニョクもまた、イPDが残してくれた詩の意味をようやく知ることになります。
それをジスに教えてもらったとジュニョクは言います。

「私があなたを責任を持って、本当の記者に…」
そう言いかけて、ジュニョクは心のうちにつぶやきます。
「違う。私がじゃない、あなたが私を本当の記者にしてくれたんだ」

ジュニョクは決して許されたわけじゃないけれど、
二人が互いに次に進むための和解なのだろうなあ、とそんな思いになりました。

■6話の展開を整理しておきます

最後に、自分もだんだん分からなくなってしまうので、疑惑の整理をしておきます。

今後のキーになりそうなクモン社の採用不正については、
リストがコ・スド議員のものではなく、クモン社の理事のコ・ユソブ(議員の親戚)のものだと、
本人が認めたという報道が流れます。
そして、そのことを局長は事前に知っていたのではないかと、ジュニョクは疑います。

そこで、ジュニョクはそれを直接局長に問いただすという行動に出ます。

「局長は、リストがコ・スドのではなく、コ・ユソブのものだとあらかじめ知ってたんじゃないんですか?」

「お前はどう思うんだ?あらかじめ知ってたと思うか?」

「どうでしょう?あなたの心のうちは私には分からない」

ジュニョクが言うと、ナ局長は唐突に、
「お前が本当に気になっているのは何だ?」と聞いてきます。
すると、ジュニョクが「もしかして、今でも昔のように…」

そこまで言った瞬間、オム部長が局長室に飛び込んできたので、
会話は途切れてしまいました。
え~何でしょう? 昔のように、何?
気になります💦

それから、局長のスパイが複数いること、
それが誰かもジュニョクはだいたい気づいているようですね。

ジュニョクがコ・スド議員の採用不正リストのことを記事にしようと言い、
局長室に乗り込もうとしたことを、
オム部長が局長に報告すると、局長はすでにその出来事を知っていましたね。

最後にスパイがインターンの一人だということが分かって6話は終わりました。
こうやってみると、6話展開少なかったですね💦
やっと本筋入ってきた感じ…7話に期待!

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