【韓国ドラマ】「ハッシュ(허쉬)」第1話感想/ファン・ジョンミン

12月11日より、ファン・ジョンミンさん出演のドラマ「ハッシュ」が始まりました。
いずれ日本でも放送されると思いますが、それまで待ちきれずにご覧になっている方向けに簡単なご紹介(っていうか、自分的に印象に残った部分)を書いていきたいと思います。
完全にネタバレです! 見ていない方、これから見ようという方には正直おすすめしません💦
あと、字幕がないため間違って理解している部分もあるかと思います。その点はご了承ください。

1話、2話まとめてアップしようと思ったのですが、書きたいこと多すぎて分けることにしました。
来週からはまとめてアップにしたいなあ~

※ちなみに、全体を見終わった感想はこちら(ネタバレはそれほどありません)

【韓国ドラマ】「ハッシュ~沈黙注意報~」あらすじなど/ファン・ジョンミン
「ハッシュ」がアマゾンプライムで視聴開始昨年12月から韓国のJTBCで放送されていたファン・ジョンミンさん出演...

※他の回の感想はこちら

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韓国ドラマ「ハッシュ」 について 韓国映画ぽごしっぽ 韓国の映画俳優ファン・ジョンミンさんの映画や動画を紹介しています

ネタバレ注意‼

■ヤン・ユンギョン社会部次長がめっちゃ男前!

1話ほぼほぼ話の展開がなく人物紹介が半分ぐらい占めてました💦

その中でも気になった人物は、ユ・ソンさん演じるヤン・ユンギョン社会部次長。
すごい豪快な人で、男勝り。お酒も豪快に飲んでました。

ジュニョクが新米記者時代のメンターで、正義感あふれる記者なんですけど、
自分がそういう風にふるまって首にされなかったのも、
警察担当の初めての女性記者、初めての社会部女性デスク(かな?)として世間に有名になったから、
上層部も首にできなかった、って自嘲気味に言ってましたね。

もともとジュニョクも正義感あふれる記者だったけど、腐った上層部のやり方に情熱を失っていくわけですけど、
いまだ情熱を失わないでいれるヤン先輩の存在はジュニョクにとってとても救いになっているような感じがしました。

そんなヤン次長が記事にしようとしていた特ダネ(?)
「クモン社(?)の採用不正」
(これちゃんとは理解できなかったんですが、採用試験とかやってても実際入る人は決まってるみたいな感じですかね?悪いことなんですよね、きっと)
ヤン次長の部下である見習い記者チェ・ギョンウが情報をつかんできていて、ヤン次長は何としてもそれを特ダネとして成功させてあげたいと思ってるんですが、
これを記事にしようとしているのが局長にばれてしまいます。
記事にするなみたいな圧力をかけられるシーンが出てきますね💦

その際に、その特ダネを持って局長がエレベーターで15階に行くシーンを、ヤン次長が見送って舌打ちするシーンが出てきます。
彼女も行くことのできない15階。限られた人が持つカードキーがないと行けない階ということのようですが、
なんとなく、会社の社長とか役員とかがいる階ということが匂わされます(ミセンでいう18階? 実際、2話ではこの15階にオーナー室があることが分かりますね)
局長が上層部に、この特ダネのことを相談に行く→握りつぶされる、ってことを嘆くヤン次長。
それと同時に、ギョンウの友達である情報提供者のことも心配しているヤン次長の本心を見抜くジュニョク。

ヤン先輩は本物の(?)記者だから気遣うんじゃないか、ってジュニョクが言うと、
ここに(本物の)記者なんてどこにいるの?(ここにはいない)ってヤン次長が答えるシーンが印象的でした。

ちなみに2話では、ギョンウがこの特ダネをものにするのをジュニョクが手伝い、
上層部の許可も下りて、見事スクープをものにすることができます。
ジュニョクは自分のことは最低の記者だと思いながら、若い人たちが夢に頑張ってる姿を見ると、手を差し伸べずにはいられない。
インターンのスヨンの時もそうなんですけど、若い人たちに対するジュニョクの視線がとてもいいなあと思いました。
(ジョンミンさんの演技、最高です~)
いったんは特ダネとして報道されましたが、2話の最後の方で局長が訂正記事(?)みたいなのを作ってるシーンがちらっと映りましたね。
この件、このままでは終わらない予感…
ジュニョクの思いが裏目に出ないといいんだけど、と今からちょっとドキドキしています。  

■インターン、オ・スヨンとの絆が泣けます

1話でフューチャーされていたインターンはイ・ジスではなく、オ・スヨンでしたね。
(ジス、大丈夫か…と心配になりました💦 1話、2話かなり空気状態だったけど~)

オ・スヨンは、記者になる夢をあきらめずにインターンを何社も経験して、「デイリー韓国」に入ってきた子です。
最初に、ジュニョクがデジタル・ニュース部のインターン教育係になった時、
インターンのプロフィールを見るのですが、
スヨンが新卒じゃないことはたいした問題じゃないんだけど、地方大学出身であるという事実が道を閉ざすことに気づいて顔色が変わる。
しかし、韓国って本当に学歴に厳しいですよね。
「ミセン」もそうですが、「飛べ、小川の竜」とか見てても、もう大学どこかで人生決まっちゃうみたいな…
誰もが優秀だと認めてても、どうにもならないんですよね~
前に韓国語の先生と芸能人の自殺の話をしていた時、「韓国は若者の自殺も多い、大学入試に失敗して」みたいなこと言ってて、
自殺したくなるほど、人生決まっちゃうんだなあ~と思ったことが思い出されました。

ジュニョクがはじめてスヨンの学歴を見るシーン、切ないんですよね~
一瞬にしてスヨンには可能性がないことを悟る。

心の中で、どんなに努力しても無駄なのだ、と思いながら、何も言えないジュニョク。

そして、1話でスヨンがジュニョクに話があると言ってと飲みに行くシーンがあります。
俺みたいなゴミ記者に何の話が?っていうジュニョクに、スヨンがそんなこと言わないでくださいって。
スヨンは昔、ジュニョクが真面目な記者だった時、やっていたブログのファンで、
そのブログを見て、記者になろうと決心した、記者になる夢をあきらめきれないーーーことを伝えます。

ジュニョクが記者になる前に何をしていたかという話をしてて、恥ずかしい話なんだけど、司法試験を何回か受けて落ちてたんだということを話します。
自分の身の程も知らずにーーーって笑い話のように話すジュニョク。
でも、その言葉にスヨンは固まります。それはまるで自分だーーースヨンは思うんですね。

そして、スヨンは地方大学出身者が「デイリー韓国」で記者になることは無理だろうか、と質問します。
もちろん、規則があるわけではないけど、地方大学出身者はいないことをジュニョクは知ってます。
そんことを正直にスヨンに伝えると、スヨンはやっぱりという顔で、どんなに努力しても最後のドアは開くことはないんですよね、と言いいます。
スヨンももちろん最初から分かっていたことなんですよね。
「泣き言言ってすみません」
「一時でも君の心が楽になるなら、泣き言や恨み言なんていくらでも聞くよ。だけど、その後は君もよく分かってるはずだ」

ジュニョクの言葉に思わず涙が…

身の程をわきまえてないのは私だーーースヨンは言います。

でも、自分とヤン次長の評価は、インターンの中でスヨンが一番だよ、ってことをジュニョクは伝えて、
最初からあきらめないで、くじけないで、って伝えます。

どんなに優秀であるか褒められても、それが何になるのか、こんなの何の慰めにもならないの分かってるけど、どうしても言わずにはいられなかったんですよね。
それは、ジュニョクのやさしさでもあるけど、夢を追う優秀な若者を助けてあげたい熱意みたいなものを彼を捨てきれないんですよね。
二人の間に流れる諦念とそれを理解した上でのお互いへの思いやり。個人的に好きなシーンです。

このスヨンを演じたギョン・スジンさん。ネットでも演技力絶賛でしたね。
ジョンミンさんと何回か印象的なシーンを演じていますが、これもその一つですね。

■6年前の出来事、ジスとの因縁

ジュニョクとジスの因縁でもあり、ジュニョクとナ局長との因縁でもありますね。

もともと正義感あふれる記者だったジュニョクがなぜ変わってしまったのか、その事件が1話のラストで分かります。
親しくしていたMBCのイPD(労働委員長だったみたいです)が賄賂をもらっていたという偽ニュースのために自殺してしまいます。

当時、ジュニョクは偽ニュースだと知っていて掲載した今のナ局長に怒りをぶつけるんですが、
上層部からの圧力にあらがえないことや、しばらくたてばどうせみんなすぐ忘れるから、黙っていろというようなことを言われます。
その時のことを思い出して複雑な気持ちを抱くジュニョク(ほんとミセンですね)

自分は詳しくはないのですが、これは2012年のMBCのストとかがモデルなのでしょうか?
確か、MBCの社長が大統領が送り込んだ人みたいなことがありましたよね?(ドラマでもそんなようなことを言ってるような)
イPDのことをジュニョクが局長に「家族のような人」と言っていたので、
もしかして、新聞社とテレビ局は系列みたいなのがあるのかなあ~と思ってしまいました。

その後、ジュニョクは、イPDに自分が力になれなかったことを謝るんですが、
イPDはジュニョクのせいではないのは分かってる、今は食べろとコムタンを勧めてくれます。
心配するジュニョクに、笑ってみせるイPD…😢

分かってるからといって、ジュニョクの手を握ってくれたのに…

しかし、その帰り道、イPDは線路に飛び込んで自殺しちゃうんですよね。

ジュニョクは泣きながら、階段を15階まであがり(そう、15階は役員室です)
ドアを開けようとするのですが、ドアは無情にもあかない。

その場に泣き崩れるジュニョクに奥さんからの電話…が1話のラストでした。

泣き崩れるジュニョクの姿と、
同時に、イPDの娘であるジスは葬式で涙を流しながら「ご飯」をひたすら口に運ぶシーンが映り、
涙は下に落ちても、スプーンは上に運ばなければならないーーーというジュニョクの独白が入ります。

ちなみに、ジスが見た偽ニュースの署名はジュニョクになっていました。
ジスはジュニョクのせいで父親が死んだと思っているのでしょうね。

最後にちょっと気になるのが、
スヨンと別れた後、会社に戻ったジュニョクがトイレで局長と会うんですよね。
局長が「デートか?」って聞いて、
もっとデートに行けとか、女性は一人でもいいが男性は年取ると~みたいなことを言うのですが…

ちょっと、待って。
ジュニョクは結婚指輪ちゃんとしてますよね。
本当に独り身? 何かの比喩だったのかな?
もし、独り身なら…離婚か死別だと思うけど、離婚だったらさすがに指輪外すよね?
ってことは、死別?
そして、何かとっても意味ありげだったのが、
1話のラストで、イPDの自殺に泣き崩れるジュニョクに奥さんから電話かかってくるんですよね…
ちゃんと奥さんからの電話って分かるように、スマホの画面が映されてて…
何となく意味深だなあ~と思いましたが…気のせいであるといいですね。
ジョンミンさんファンとしては、これ以上辛い展開は何となく予想しててもきついです💦


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