昨年公開された映画「人質」のプロモーション時に
ファン・ジョンミンさんが出演されたポッドキャスト「シネマウンテン」の紹介です。
たくさんの映画の名場面について語られていますので、
4回に分けた最終回になります。
ポッドキャスト「シネマウンテン」の説明は1回目の記事に書いておりますので
そちらをご覧ください。
ちなみに1回目はこちら
ちなみに、映画「新しき世界」のビハインド話を語っている「文明特急」の記事はこちらになります。
あわせてご覧ください〜
名場面6:エレベーターアクションシーン(その1)
稀代のアクションシーン、エレベーターシーンですね。
エレベーターに入る前の駐車場のシーンでは、
本当に100人ぐらいの人が喧嘩するシーンになっていて、
みんな黒い服を着ていたため、
誰が味方なのか敵なのか分からず、
ジョンミンさんがやみくもに刺しまくってた、という話が面白かったですね。
途中汗で手が滑ってナイフを落としてしまったハプニングエピソードも💦
ああいう大勢でのアクションシーンというのは
特にアクションの動きを合わせておらず
主要人物の動線だけを確認して撮っているとのこと。
そのため、参加した俳優たちの現場の雰囲気がよくないと
こういういいシーンが撮れない、ということを
チャン・ハンジュン監督が言っていましたね。
名場面6:エレベーターアクションシーン(その2)
続きましてエレベーター内でのアクションシーンのエピソードです。
この話は本当に面白かったです。
よっぽど印象深かったのか
ファン・ジョンミンさんがとても熱く語っていましたね。
DVDの特典の中に
エレベーターシーンの撮影ビハインドが入っていて、
その中で何度も何度も練習している映像がありました。
最後もあたかもうまくいったという感じで映ってましたが、
実際のエピソードトークを聞くと
実は大失敗というか、
もう全然ダメじゃん、台無しだよ、
と俳優たちが思ってやっていたものが
映像を見たら、すごいアクションシーンになっていた、ということだったようです。
リハーサルまで血をまかずにやっていて、
本番撮る際に、血を大量にまいてやったところ
とにかく床がすべって、
ジョンミンさんが本来決められていた方向に動けなかったそうです。
それで、みんな動線がめちゃくちゃになって
完全に台無しだよ、血は後でCGにしないとこれ無理だよ~
と思いながらも、
とにかくどうにかこうにか撮ったら、
まさにそれが最高のアクションシーンになっていたとのこと。
その段取りがめちゃくちゃになって
何とかしないと、と必死になっていたため、
逆にリアルな緊迫感が生まれたのではないかと
ジョンミンさんは分析していましたね。
実際のヤクザの人たちからも賞賛されたシーンだったそうで💦
どうしても映画に出てくる喧嘩シーンは
きれいにかっこよく撮られているので、
こういう泥臭いアクションシーンはなかなかないとのことでした。
名場面7:エピローグシーン(6年前ヨス)
最後はもちろん、6年前のヨス、
エピローグシーンです。
とてもキャラクターに愛着があって、
役が染みついていたので、
せっかくならプリクォールを撮ろうよ、となって
撮影の最後の日に撮った、台本にないシーンだそうです。
もともと「新しき世界」の最後には
続編につながる短い映像(マ・ドンソクさんとリュ・スンボムさんの映像)が
入る予定だったようで
監督は最後までラストをどうするか迷い
結局、このヨスのエピローグシーンにしたそうです。
チャン・ハンジュン監督が、
この後訪れる未来、自分たちがどうなるかを
俳優たちはすべてを知った後で
このシーンを撮っている、
本当に胸がジーンとしたのではないか、と言っていましたが、
それは見ている方も同じですよ~😢
その後に起こる出来事を知った後に
この二人の若き頃のこんな姿を見るのは本当に胸が痛みますね…
本当に名シーンです…
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