ネットフリックスで見れるおすすめ韓国映画5本(2021年5月)

 ネットフリックスで見れる韓国映画おすすめ

2021年5月時点でネットフリックスで見られる韓国映画の中で、おすすめ映画5本を紹介します。

先日、友人と「最近はネットフリックスにある作品は勧めやすい」みたいな話をしていて、
確かに韓国ドラマなどもネットフリックスで見られるものはお勧めしやすいし、見てもらいやすいなあと思いました。
そこで、ちょっと韓国映画に興味があるんだけどって方に、気軽に見ていただけるネットフリックスで見られる映画の紹介をしてみました(本当はGW前にアップしたかったんですが…💦)

韓国映画ファンの方なら、ほぼ全部見てる!っていうような作品ばかりで、どれもお勧めです。
ただ、私自身、ラブストーリーがそんなに好きではないので、ちょっと偏ってるかもしれませんが…
ネットフリックスには韓国映画少ないですが、それでも5本選ぶのはなかなか悩みました😊

今回紹介を記事を書いてて思ったのは、
韓国映画って、ちゃんと胸にささるテーマみたいなものがありながら、
それをエンターテイメント性の高い物語として昇華させているものが多いなあと感じました。
どれもよくよく考えると重いテーマだったりするんですけど、
見終わった後、面白かった!って満足感もあるんですよね。

「7番房の奇跡」(2013年公開)

(ネットフリックス)
https://www.netflix.com/title/70271432

2013年公開作品。
出演は、リュ・スンニョン、パク・シネ、オ・ダルス、チョン・ジニョン
韓国で観客動員数1000万人を超えた大ヒット映画です。

あらすじは、
知的年齢が6歳のイ・ヨング(リュ・スンリョン)はしっかり者の6歳の娘イェスン(カル・ソウォン)と暮らしていたが、道に倒れている少女と二人でいるところを目撃され、殺人罪で逮捕されてしまう。娘と離れ離れになり寂しさを募らせるヨングだったが、同じく7番房に収監されている房長の命を助けた礼に娘と会いたいと頼む。7番房の囚人たちの助けを借りて、イェスンは無事房内に潜入しヨングと再会する(Wikipediaより)

知的年齢が6歳という知的障害を持つ男と娘の楽しくも悲しいドラマです。
主人公のヨングは知的障害を持っており、犯してもいない殺人の罪を着せられ、刑務所に入ることになってしまいます。
本来なら聞いただけで重い話を想像してしまいますが、
この映画は、刑務所に入っても変わることのなく純粋で明るいヨングと、
彼と深い愛情で結ばれたしっかりもののの娘イェスンの姿が、暖かく、時に楽しく悲しく描かれており、
そして、そんな二人が同房の囚人たちの心を変え、子供なくした刑務所の課長の心を救っていく。
一見コミカルでファンタジックな物語の陰で、人は人によって変われる、その過程にとても胸を打たれました。
もちろん、韓国映画です。楽しくハッピーなだけではありませんが、そのバランスもすばらしいです。
普段は、むさ苦しいおじさんだったり、怖い敵役だったりを演じること多い、リュ・スンニョンさんのヨングの演技、
子供時代のイェスンを演じたカル・ソウォンちゃんも本当にかわいいです。

「サニー 永遠の仲間たち」(2011年公開)

(ネットフリックス)
https://www.netflix.com/title/70245273

2011年公開作品。
出演は、ユ・ホジョン、シム・ウンギョン、チン・ヒギョン、カン・ソラ
日本でもつい最近リメイクされた映画ですね。

あらすじは、
夫や娘に恵まれ、慌ただしいながらも幸せな生活を送っていたイム・ナミは、ある日、母の入院先で高校時代の友人ハ・チュナと再会する。しかし、彼女は癌に冒され、余命2か月と宣告されていた。最期の願いとして高校時代の仲良しグループ「サニー」のみんなに会いたいというチュナの願いを叶えるために「サニー」のメンバーを探す過程で、ナミの人生で最も輝いていた時代の記憶が蘇る(Wikipediaより)

40代の平凡な主婦、ナミが病院で高校時代の友人に再会するところから物語は始まります。
平凡な家庭生活から、ナミの記憶を遡るように高校時代の登場人物たちの姿が映し出されていく回想シーンは、
誰もが、自分の学生時代を思い出してぐっとくるのではないでしょうか。
ナミやチュナを中心としたサニーの個性的な面々の姿と、1980年代という時代背景がその回想シーンを彩ります。
やがて、どんなに輝かしい日々にも終わりは来る。
未来を夢見る自らの過去の映像を見ながら思わず流すナミの涙の意味。ずしりと胸に響きます。
学生時代のナミやチュナとして出演された、
若き日のシム・ウンギョンさん、カン・ソラさんの姿があまりにも眩しく、印象に残りました。

「タクシー運転手 約束は海を越えて」(2017年公開)

(ネットフリックス)
https://www.netflix.com/title/80200945

(公式サイト)
http://klockworx-asia.com/taxi-driver/

2017年公開作品。
出演は、ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル
実話を基にした映画です。

あらすじは、
1980年5月に韓国の全羅南道光州市で起こった民主化を求める民衆蜂起の光州事件の際の実話を基にした話。ソウルのタクシー運転手キム・マンソプは、10万ウォンと言う高額な運賃が得られることを期待し、ドイツ人記者のピーターを乗せ光州へと車を走らせ、検問を掻い潜り光州へ入る。そこでピーターは軍による暴虐を目撃し、その事実を全世界に発信するため撮影記録を持ち帰ることを決意する(Wikipediaより)

有名な光州事件の際に、現地を撮影したカメラマンの実話がモデルになっています。
映画でも民主化デモや軍の弾圧のすさまじさが描かれていて、こうした民主化運動の物語がひとつの魅力にもなってもいますが、
ソン・ガンホさん演じるマンソプのキャラクターが何といっても魅力的です。
さらには、ユ・ヘジンさんやリュ・ジョンヨルさん演じる、マンソプとピーターを迎える光州の市民たち、平凡な人々の魅力があふれた映画だと思います。
ガンホさんはもうお得意の役柄ですね。一番、ガンホさんが輝く役どころ。
臆病だけど儲け話には目がない凡庸な男、口は悪くちょっとお調子者で、でもどこか憎めない―――
当初はお金に目がくらんで光州に行くものの、その惨状にびびってしまいます。
そんなありふれた一人の人間が、ほんの一握りの勇気を振り絞ろうとする姿が、
理想に立ち上がる勇敢な市民を描いたものより、なぜか数倍も感動しました。
ガンホさんは、本当に人間の心の機微を表現するのがうまいですね。
暗く重くなりがちなテーマを、マンソプや光州の市民の姿を通して暖かくユーモラスに描いているのもよいです。

「完璧な他人」(2018年公開)

(ネットフリックス)
https://www.netflix.com/title/81283663

(公式サイト)
https://web.archive.org/web/20200101191738/https://hark3-movies.com/stranger/

2018年公開作品。
出演は、チョ・ジヌン、ユ・ヘジン、イ・ソジン、ヨム・ジョンア
ブラックコメディです。

あらすじは、
豊胸整形医のソクホと精神科医の妻・イェジンの新居である高級マンションに集まったかつての仲間たち。メンバーは亭主関白の弁護士と貞淑な専業主婦の夫婦、新婚のイケメン社長夫妻、新しい恋人を連れてくるはずが1人での参加となった教師。久しぶりの再会を喜ぶ彼らは、あるゲームを始める。それは携帯電話に来る電話、メール、カカオトークをすべて強制的に公開するというものだった。次々とスマホに届く着信やメールにより、和やかだった夜は一転して修羅場へと化していく(Wikipediaより)

イタリア映画「大人の事情」のリメイク映画です。
竹馬の友の男性4人、家族ぐるみの付き合いをするその夫婦たち。
前半、子供のころの思い出話に盛り上がったりする姿は、理想の友人関係という感じでおしゃれなんですが、
それが一転、壊れていく後半部分はもうちょっと正直笑えませんでした。
タイプとしては、ささいな嘘を取り繕うために嘘が、さらに…という三谷幸喜によくあるドタバタなんですが…
もうそんな笑えるコメディなどではなく、起きる事件のドタバタが胸にグサグサと突き刺さってきて、
見ていてどんどん胸が苦しくなっていきます。
元をただせば、隠さなければいけない嘘だったのか…他人にはささいなことでもその人にとっては言えないことがあるんですよね。
人間の悲しさをひしひしと感じてしまいました。
ラストは…賛否あるかもしれませんが、私は好きです。このラストでよかったと思いました。
チョ・ジヌンさん、ユ・ヘジンさん、ヨム・ジョンアさん、私の好きな役者さんの濃密劇が見れたのも、嬉しかったです。

「新感染 ファイナル・エクスプレス」(2016年公開)

(ネットフリックス)
https://www.netflix.com/title/80117824

2016年公開作品。
出演は、コン・ユ、マ・ドンソク、チョン・ユミ
とっても怖いゾンビ映画です。

あらすじは、
ソウルのファンドマネージャーであるソ・ソグは、娘のスアンと朝一番のソウル発釜山行きのKTXに乗り込んだ。同列車には、ワーキングクラスのユン・サンファと身重の妻ソンギョン、高校生野球チームのキム・ジニとミン・ヨングクたち、高齢姉妹のインギルとジョンギル、高速バス会社の常務であるヨンソクなどが乗っていた。 KTX発車直後、スアンは車窓から駅員が何者かに襲われる様子を目撃する。一方12号車には、発車直前に異様な様子で駆け込み倒れていた女が、介抱しようとした乗務員のミンジにゾンビのごとく襲いかかる事態が発生する。噛みつかれたミンジは一度はこと切れたが、すぐに女と同様に周囲の乗客を次々と襲い始め、やがて車内は狂暴化した人間たちが襲い来る地獄と化していく(Wikipediaより)

ゾンビ映画苦手なので…何度も途中で見るのをやめようかと思うほど怖かったです。
とにかく、ゾンビの迫力が半端ありません。動きもめちゃくちゃ早いので、走って逃げても追いつかれそうで、はらはらしっぱなしでした。
スリラー映画は嫌いですが、それでもお勧めしたいと思うのは、これが人間ドラマとしてとてもよくできた映画だと思うからです。
主人公のソグも基本的には自分と娘さえ助かれば、っていう考えの持ち主です。
もちろん、世の中の多くの人間が、自分の家族と自分が一番大事でしょう。それが当たり前です。
でも、ゾンビのあふれる閉鎖空間に、残されたわずかな人々―――
そういう状況の中で、人として超えてはいけない一線とは何か。深く胸に響きます。
また、群像劇としてもとても面白く、登場人物たちがみな個性的でそれぞれのドラマがあるのも面白かったですね。
特に、ゾンビを素手で殴り倒す頼もしいマ・ドンソクさんと、チョン・ユミさんのご夫婦がとてもよかったです。

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